商工会の南隣には浜松市立庄内中学校があり、元気な生徒の声が聞こえてきます。時折元気すぎて先生の怒鳴り声も聞こえてきますが、そこは若さ。
放課後は部活動の掛け声、楽器の音も聞こえ、たまに窓越しに運動場を眺めています。(決してサボってる訳ではない!?)
そんな生徒たちの活動の1つ『花いっぱい運動』から、今年も素敵な贈り物が届きました。
花いっぱい運動
庄内中学校3大自慢の1つです。ある生徒会役員の演説よって始められ、今年34年が経とうとしてます。一人2鉢ずつ、毎年9月初旬に菊苗の植付けをし、その後生徒たちの手で大切に育てます。10月下旬には、浜松市内の総合病院や警察署など、地元の機関、施設約60ヶ所に送っています。
私たちが一生懸命育てた花です。水やりを忘れずにしてください。
できる限り枯らさないようにしてください。
      西野絵里奈
このポットマムは、私たちが一生懸命育てました。きれいな花をさかせて大事に大事に育ててください。おねがいします。     岡部実和
私たちがいっしょうけんめいがんばって育てたポットマムなので、もっと大きく育つようにこれからがんばって下さい。
        大原夕佳
私が一生懸命育てた花です。大切に育てて下さい。よろしくお願いします。     鈴木さくら
私達が、ここまでポットマムを育てたので、がんばって育ててください。
       江間友紀
ポットマム配送にあたって

 このポットマムは、私たち庄内中学校の生徒、一人一人の手で大事に育てられ、日の光をいっぱいに浴びて輝いてきました。庄内中学校三大自慢の一つであるこのポットマム栽培は、今年で三十四年目を迎えます。多くの方々の協力をいただき、三十四年間もこの活動を続けてくることができました。
 雨の日も風の強い日も毎日毎日生徒に見守られながら、少しずつ育ってきたこのポットマムですが、今改めて植え付けの時の風で飛んでいってしまいそうなほど弱々しい苗を思い出してみると、約二ヶ月でよくここまで成長したなと感心させられます。
 これからこのポットマムは、皆様の元でかわいい花をたくさん咲かせることと思います。その花のひとつひとつはとても小さいかもしれません。しかし、やさしさや思いやり、花を大切にする心など、生徒一人一人の思いがたくさんこめられています。
 この、庄内中学校の誇り高き伝統であるポットマムがこの場所を明るくし、皆様が笑顔になってくれたら、私たちもたいへんうれしく思います。
                       浜松市立庄内中学校  環境委員会 委員長 大貫陽平

生徒の代表で環境委員が各施設にメッセージ付きのポットマムを配っています



左から 3年 渥美登幸君 
     3年 岡部真典君
中日新聞朝刊平成14年11月9日
新聞の内容をそのまま載せました

 浜松市庄内中学校の生徒が八日、市役所や病院などの公共施設や、学校周辺のホテルなど約六十ヵ所を訪れ、生徒全員で育てた菊の鉢植え約七百鉢を贈った。 
 市民に喜んでもらおうと始まった同校の恒例行事で、今年で三十四回目。全生徒約四百三十人の代表約三十五人が、教員や保護者と一緒に、各施設を一カ所ずつ訪問した。
 同市舘山寺町の「ホテルニューいずみ館」を訪れた生徒四人は、白、黄、赤の三色の菊、計十鉢を贈った。それぞれの鉢には育てた生徒からの「これからも大切に育ててください」などの手書きのメッセージが添えられており、受け取ったホテルの担当者は「多くのお客様に見ていただきたい」と感謝の言葉を述べた。
 贈られた鉢植えは今後、浜名湖を望むホテル一階のロビーに置かれ、湖の景色とともに宿泊客の目を楽しませる事になる。
生徒からのメッセージ